6周目は辺境の戦士・シフ編です。
辺境の地に住むバルハル族の中でも一、二を争う勇者という設定で、見事な恵体……というかゴツすぎませんかさすがに。モデリングの都合もあるのでしょうが……
物語は世界の果て、雪に覆われたバルハラントから始まります。
シフはバルハラントから出たことがないという設定のようですが、運命は彼女をサルーインとの決戦に向かわせます。
なお、シフ編はフィールドBGMが超かっこいいんです!
いかにも極寒の地の戦士、という感じです。
SFC版のシフテーマをベースにしているのでしょう。結構似ていますね。
それではシフ編、やるよ!
※軽くネタバレしていくのでご注意ください。
モンスター退治~騎士団領まで
バルハラントとそこで暮らす人々について語られた後、主人公のシフが登場します。
特に目的も与えられないので族長のガトに話を聞くと、モンスター退治を頼まれます。
このアングルはシフ編だけのオリジナルですね。
さすがのシフさんとはいえ、一人でモンスターの群れをなぎ倒すだけの力はないので、PUBで仲間をスカウトします。
まずは名も無きバルハル族戦士と詩人を連れて行きましょう。
サクッと片付けて報告すると、海岸に難破船が漂着したことを聞けます。
様子を見に行くと、まだ息のあるアルベルトを発見。
シフは彼を介抱するため村に連れて帰ります。担ぎ方よ。
目を覚ましたアルベルト。
この辺りはアルベルト編と同様です。
再びモンスターが住み着き(早すぎィ!)、退治を頼まれるシフ。
アルベルトも恩返しがしたいというので連れて行きます。
正直この時点では戦力として期待できませんが、逃げるためのLP要員としては役に立ちます。
再度モンスターを倒して戻ってくると、アルベルトをローザリアへ送り届けようという話になります。
騎士団領からローザリア行きの船が出ているようなので、シフがついて行くことに。
出発しようとしたシフは呼び止められ、村のお守りである竜の眼を渡されます。
元々はシフの祖先が持ち帰ったもので、シフなら光を取り戻せるかもしれないということです。
このイベントが発生するのは物語の最終盤になりますので、ひとまず大切に持っておきましょう。
なお、この先多くの仲間をスカウトできるようになるので、バルハル族戦士さんはガトの村でお別れすることにします。
地元に帰れなくなったらかわいそうですからね。
騎士団領に到着したシフたちは、ミルザブールからローザリア行きの船が出ていることを聞きます。
そのまま自分でミルザブールに向かっても良いのですが、せっかくなのでハインリヒと面会し、「騎士団の誇りにかけて」のイベントを進めておきます。
ハインリヒたちに同行しミルザブールへと赴くと、ついでに騎士団の会議に参加させてもらうことに。
体格差ァ!
そのまま砦跡に向かっての良いのですが、今回はアルベルトを送り届けるため、先にローザリアへと向かいます。
シフ編はここから自由行動となります。
(厳密には、オイゲンシュタットに到着した時点で自由行動になります)
シフ編のパーティー構成
今回も主人公と縁のあるキャラでパーティーを組みます。
・バルハラントで助けたアルベルト
・竜の眼繋がりで竜騎士
・フリー枠でラファエル(一応竜騎士イベント繋がり)
・フリー枠でフリーレ(一応バルハラント繋がり)
繋がりが深いキャラはアルベルトくらいしかいないので、あとは専用イベントで関わる竜騎士や、騎士団やバルハラントと繋がりがあるということでラファエル、フリーレを採用しました。
わかる人が見ればすぐわかりますが、このパーティ-、アルベルト以外は最終盤まで仲間になりません。
フリーレはフレイムタイラントさえ倒せばいつでも仲間にできるのですが、それも面倒なのでイベントランクが20になるまで待ちました。
それまではバーバラ、ホーク、クローディアという主人公パーティーで進めたのでそちらの方が一緒にいる時間が長かったりしますw
さらに、ラファエル、フリーレがそこまで強いキャラではない上、竜騎士は武器防具がほとんど装備できず(首と指輪は可能)、技も閃かず、おまけにLPが5しかないという不遇キャラです。
竜騎士の攻撃はほとんどの技に繋がるので連携がしやすい、常にリヴァイヴァがかかっているというメリットはあるものの、ガチパーティーには入れにくい性能ですね。
とはいえ、全体的に高火力でクリアにはそれほど苦労しませんでした。
このメンツで真サルと戦いたくはありませんけどねw
最終的にはこのようになりました。
ラストダンジョン突入前の状態です。
シフ
やるよ師匠はバルハル族戦士で、高いHPを活かして前衛の壁役を任せられます。
片手斧も使えるのですが、今回は両手大剣をメインに使いました。
早い段階でヴァンダライズやV-インパクトを覚えてくれたのでメインの火力として大活躍でした。
両手大剣は力持ちのシフでも結構ミスが多いので、攻撃が当たれば、の話ですが……
ちなみに、オブシダンソードは防具です。
アルベルト
アルベルト周では長剣を使わせましたが、今回は他に適任がいないので細剣を任せることに。
BP回復が高いので炎のロッド経由のリヴァイヴァ要員として中々優秀です。
普通に細剣で攻撃しても良いですし、後半は開幕火の鳥、打たれ弱さはセルフバーニングでカバーと、攻守の要となる存在でした。
やっぱり細剣ゲーですね。
ラファエル
イケメン枠のラファエルです。
リマスターで追加された新クラスの見習い騎士で、長剣と大型剣を使えます。
見習い騎士のクラス特性は、戦闘終了時に倒れていても立ち上がりステータスが上がる、倒れてもBPが全て失われない、ということのようです。
すぐ倒れる前提なんですね……
今回は中列に置いて回復要員として、攻撃の際は長剣で連携に組み込むという使い方をしました。
愛が高いので回復量も多いですし、城塞騎士ほどではないとはいえ、ディフェンスモードの武器で結構仲間をディフレクトしてくれるので、思ったよりは頑張ってくれた印象です。
竜騎士
先ほども少し触れましたが、不遇キャラの竜騎士さんです。
クラスは竜人で、武器は変更できません。
LPが5しかない上に常にリヴァイヴァがかかっているので、油断するとすぐパーティーから(永久に)離脱してしまうので注意が必要です。
前列に出すと危ないので中列に置いて使いました。
攻撃はほとんどの技と連携できるので便利ですし、腕力や素早さを下げるデバフ効果がついているものや、属性効果のついたブレスもあり、攻撃面においては唯一無二の性能を持っていると言えます。
武器が変更できないのはネックとなりますが、何でも連携できるという特性のおかげで剣の雨を防ぐことができたので、十分活躍してくれたと言って良いと思います。
フリーレ
氷付けになっていたフラーマのお姉さん。
クラスは城塞騎士です。
ステータスの伸び方はどちらかというと魔術師向きなのですが、一応初期クラス縛りでやっているので城塞騎士のままで進めました。
回復BPは低いものの、開始BPが高いので比較的早くから神雷を使えるようになりましたし、打槍は中列からでも威力が出せるので、それほど使いにくいとは感じませんでした。
フリーレもLPが低いので、なるべく倒れないように注意しなければなりません。
自由行動~最終決戦まで
先ほどパーティー紹介でも説明したとおり、ラファエルと竜騎士は最終盤にならないと仲間にできないため、時間制限のないイベントについては基本的に仲間が揃うまでは進めないという方針でプレイしました。
そうなると、イベントランク10(進行度50%)以降はあまりやることがないんですよね……
とはいえ、「魔の島」や「テオドール乱心」をクリアできるくらいにはパーティーを育てなければならないので、「皇帝の奇病」をクリアした辺りからは黙々とレベル上げをしていました。
最終パーティーが揃う頃にはかなり強くなってしまったので、多くのイベントはあっさりとボスを倒してしまい、消化試合のようになってしまったのは少し残念でした。
例えばトゥマン様はオーヴァドライブを使われる前に倒せちゃいましたからね……
そんな中からいくつか名場面(?)を。
例の部屋に入れてもらうシフさん。
体格とツノがアレなだけで実は美人説。
ジャンとのツーショット。
遠近法……じゃないだと!?
「コンスタンツ誘拐」での一場面。
他のシーンからも人情家、熱血漢(※女性です)であることが窺われます。
「凍りついた城」では、せっかくなので赤魔道師さんも仲間にしました。
「水竜の神殿」より。
竜騎士さんも加入してサイズ感がバグる。
ネタはこのくらいにして……
シフ編の独自イベントとして、竜の眼があります。
バルハラントを旅立つときに渡された竜の眼に光を取り戻す、というものです。
「伝説の竜騎士」を解決すると自動的にイベントが始まります。
シフの話を聞いた竜騎士はおもむろにシフ達を奥に案内し……
そこにはシルバードラゴンが。(おやびんとは別個体)
特に説明などもなく戦闘が始まりますw
シルバードラゴンに勝つと竜の眼が光を取り戻し、イベント解決となります。
防具としては結構優秀ですね。
そして、最終決戦。
サルーインの話を聞かず、考え込んでしまうシフさん。
後ろではサルーインがごちゃごちゃ言ってます。
サルーイン戦については、思ったほど苦戦はしませんでした。
少し鍛えすぎたのもありますが、先述の通り、竜騎士の攻撃が何でも繋がるので、3連携、4連携が簡単に出せます。
そのおかげで剣の雨を封じることができ、比較的安定して戦うことができました。
最後にデルタ・ペトラからの流れでパーティーが崩壊しかけましたが、リヴァイヴァによるゴリ押しで何とか倒せましたとさ。(いつものやつ)
【おまけ】
パーティーが倒れた後も悠然と佇む竜騎士さん。
自動リヴァイヴァは伊達じゃない!
シフ編を終えて
シフに関してはSFC版からのデザイン変更が不評だったり、蛮族の豪快な女戦士というキャラが素直に描かれすぎていて、女性キャラなのにかわいげや色気が感じられないことから、あまり人気が無いように思われます。
主人公勢の中ではBP性能が若干低めなことも不人気に拍車を掛けているでしょう。
しかしながら、この度改めてプレイしてみて、他人に優しく、とても熱いキャラだと感じました。
肝っ玉母ちゃんと言うと馬鹿にしているように思われるかもしれませんが、そのような人間としての温かさに溢れているのです。
個性派揃いの主人公勢の中でも一番思いやりがある常識人なのではないかと思います。
BP性能が低めとはいっても、主人公勢以外のキャラに比べれば優秀な方ですし、術以外ならどんな武器にも適応して高い火力を出せるので、アタッカーとして申し分ない能力を持っています。
見た目やイメージで敬遠してあまり使ったことがない方も、ぜひシフ編をプレイしてみてください。
きっと印象が変わると思います。
次はホーク編です!
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ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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